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2008年3月期決算を語る

財務体質の健全性を維持しつつ、次世代に向けての準備に着手しました。

スクウェア・エニックスは、今年10月1日付けで持株会社体制へ移行し、メディア・コンテンツ市場が融合される近い将来を念頭に置いた布陣を整える。今回は、和田社長に2011年以降を視野に入れた経営計画などを聞いた。


2008年3月期連結決算は、減収減益となりましたが、どう評価していますか。

和田
 2007年3月期が好調を記録しただけに、2008年3月期の減収減益は、想定内でした。もちろん、ニンテンドーDS向けの「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」の発売を諸般の事情で見送ったのは残念ですが、営業利益ベースでは当初公表していた業績予想は達成しています。財務体質の健全性も維持しており、巡航速度での経営成績を保てたのではないかと思います。

「ゲーム事業」が苦戦した一方、「出版事業」や「AM等事業」、「その他事業」が好調でした。

和田
 「ゲーム事業」では、プレイステーション・ポータブル(PSP)向けの「クライシスコア −ファイナルファンタジーVII−」が日本・北米で125万本を販売したほか、ニンテンドーDS向けの「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」を日本で115万本販売するなど、大型タイトルがなかったものの、着実に稼げる収益構造の構築を目指しました。
 「出版事業」は36億円の営業利益をあげました。大型のゲーム攻略本がない中、コミック単行本で「黒執事」、「ソウルイーター」などの複数のヒット作が生まれ、前期と同様、好調に推移しています。
 また、タイトーの全事業である「AM等事業」も、核となるアミューズメント施設運営事業において、既存店売上高の前期比伸び率が業界トップの水準で推移した結果、31億円の営業利益となりました。
 「その他事業」では、7月から本格稼動したキッズ用カードゲーム機「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」が貢献して、売上高、営業利益ともに前期比で2倍以上の伸びとなりました。

それを受けて、2009年3月期の予想は。

和田
 収益を追求するのは当然としても、来るべき次世代に向けての準備も重要と考えています。そのため、業績予想は前期と同水準に置いています。また、着実に回復したAM等事業は、今後2年間で経常利益100億円体制に近づけることが目標です。

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