長年、メーカーで法務を担当していました。直近の2年間はハリウッド系の映画会社で法務を担当していましたね。
テレビ関係の担当でしたので、映画作品のテレビ局へのライセンスや、テレビ番組を制作する際の権利処理など、担当範囲は法務全般にわたっていました。
仲介会社からお声をかけていただきまして。長年『ファイナルファンタジー』のファンだったので、即答で「会います」と答えました(笑)。「あの作品を送り出せる側に立てるのなら、迷いはない」と、面接する前から来る気満々でしたね。入社の面接でも「『ファイナルファンタジー』が好きなので」と動機を説明しました。
いったん入社してみると、想像以上にフラットな社風で、会社のトップから制作現場のクリエーターまでの距離が近いなと感じました。
法務・知的財産部にて、契約書の作成、審査が主な業務となります。ゲームの開発や出版、関連等、他社と協力するときには、すべて契約書の締結が発生します。ビジネスが円滑に進むように契約書をチェックし、取引先の主張や事情も考慮しながら、当社にとってなるべく有利になるように契約を調整して、ビジネスをバックから支える仕事になります。
法務以外で経験したもっとも印象に残っている仕事は、アイドスとの経営統合に携ったことです。両社とも日米欧の各拠点に組織を持っておりますので、効率的に統合していくにはどうしたらいいかを、両社の経営陣が話し合いを重ねながら決めていく過程をサポートしました。会社のトップのすぐそばで、経営の一番ベースになる部分に携わったことはとても刺激的でした。
そのとき思ったのは、うちの経営陣はいい意味で、すごく仲がいいなぁと(笑)。何でもオープンに話し合っていて。私個人としては入社して間がなかったので、経営のトップに携わる人たちの仕事ぶりが見られたことは、非常に貴重な経験でした。
もともと「エンタテインメント業界が好き」で、さらに「この業界でコンテンツを作っていく過程を法務としてサポートしたい」という思いがあり、その両方を実現したくてここに来たんですね。ですからコンテンツを作るいちばん最初の段階から、ゲームが出来上がっていく過程をすべて契約で間違いなく押さえていくという、「これで安心して売っていいですよ」っていう所までもっていくという、その全体が見られるというのは非常に面白いと思います。
ゲームや出版、グッズや音楽等幅広い事業が揃っていて、それらを世界的に展開していっている。またコミックをゲームにしてみたり、その逆もあり、積極的なクロスメディア展開や、さらには、アイドスとの経営統合で開発拠点が海外にまで広がっていくなど、今後展開していくポテンシャルをこれだけ持っている会社は、エンタテインメント業界では中々ないのではないかと思います。そこはすごく大きな魅力ですよ。
あと、スクウェア・エニックスという会社が非常に権利を大切にするということですね。国内のコンテンツビジネスですと、権利という面では曖昧なまま済ませてしまって、権利を主張しないケースも多く存在します。
でも当社は、「コンテンツの権利は当社のビジネスにおける最大の財産だから、大切にします」という方針を徹底して打ち出しているので。権利を守る立場としてとても共感します。
法務なので、緻密で真面目な方がいいというのは、どの会社にも共通して言えることだと思います。加えてスクウェア・エニックスの法務ということで言うと、好奇心が旺盛でいろいろと想定外のことが起きても肝が据わっている方でしょうか(笑)。あと、変化の激しい業界なので、前例のない仕事に携わることも多くあります。例えば、海外のデベロッパーとも組もうとしているなど、業界で初めてのケースになることも多いので、そのとき自分なりにアイデアを出して、自分で仕事を回していける方のほうが向いていると思います。
あとは、英語はできるに超したことはありません。会社がまさにグローバルに展開して、今後さらに加速していくことを考えると、英語力があると一層自分の可能性が広がると思います。

仕事を「楽しみたい」という前向きな姿勢・気持ちを持っている人にとっては、非常にいい会社だと思います。若手の意見を聞いてくれる会社なので、自分はここで何がしたいという明確なビジョンを持った方であれば、それがひょっとしたら実現してしまうかもしれない魅力を秘めています。「若者だから黙って下積みしてなさい」という雰囲気はまったくない会社ですから(笑)。
スクウェア・エニックスはちょうど今、広がる可能性を溜めていて、これから大きく花開いていく時期です。タイミングとしても、入るなら今をオススメしますよ(笑)。出来上がったビジネスではなく、会社の変化に携わっていける可能性があるというのは、大きなセールスポイントです。共に未来の会社を創造する方との出会いを楽しみにしています。











