モバイルコンテンツの配信やイーコマースを行っているベンチャー企業で働いていました。元々父がテレビ番組のプロデューサーだった影響もあって、学生時代からプロデューサーになりたいと思っていました。しかもゲーム業界のプロデューサーになりたいと思いました。
テレビや映画業界では、年齢を重ねないとプロデューサーの仕事につけないのですが、ゲームならば業界そのものが若いので、年齢が若くても大きな仕事ができると思ったからです。それで、新卒の就職活動の頃にもプロデューサー職を募集していた旧エニックスを受けたのですが、当時は残念ながら夢がかないませんでした。
旧エニックスでモバイル事業部が立ちあがるという時にプロデューサーを募集していたので、もう一度採用試験を受けて入社しました。当時所属していた会社と旧エニックスはビジネス上の取引がある会社でしたので、そういった意味でも信頼があって採用されたのではないかと思っています。
入社してからは、モバイル事業部に所属していてモバイルコンテンツのプロデューサーとして働いています。
モバイル事業部ではドラゴンクエスト・ファイナルファンタジーに代表される当社のゲームコンテンツのモバイル版のプロデュースや、待ち受け画像や着信メロディ等モバイルならではのコンテンツを提供しています。また「ガンガンモバイル」という携帯で配信される弊社の漫画雑誌のサイトなど必ずしも展開しているコンテンツはゲームだけではないので、とても幅が広いのが特徴ですね。現在、私はモバゲータウンを運営しているDeNA社様と協業という形で、「エルアーク」というアイテム課金を利用したオンラインRPGをプロデュースしています。
プロデューサーという仕事を通して、随分と意志の強さや判断力が養われたと思います。企画して、ビジネスプランを立てて、社内外から開発者を集めてプロジェクトを進めるのがプロデューサーの仕事ですが、予定外のハプニングが起きることもよくあります。予定外の支払い、予定外のスケジュール遅延により、何かを取捨選択しなくてならなくなる等、何度も壁にぶつかってきました。
そのたびにプロジェクトの成功に向けて、会社を説得して調整しなくてはいけないのですが、会社側もプロデューサーがどうしてもこのプロジェクトを成功させたいと思いがどれほど強いか、プロデューサーとしての意志の強さも見ているのではないかと思います。
裁量権をもって、大きな仕事ができることがやはり最大のやりがいではないでしょうか。企画が認められれば必要な予算を持って、あとは自分でプロジェクトを回していく。
面白いものをプロデュースするのに、年齢は関係ないですから、若くてもできる人には大きな仕事を任される。これは、めちゃくちゃ楽しいですよ!しかもこれからのゲーム業界は思いもよらない業界と協業していく可能性が大きかったりと、今まさに変革の時代を迎えていて、飽きることがないです。
大変なところは、意外と黒子な部分があるところでしょうか。プロジェクトが成功した時も、世間でプロデューサーの功績が認められることは、思ったよりも少ないです。もちろん、会社はきちんと見ていてくれるのですが、世間のお客様からすると、地味で縁の下の力持ちのような存在ですね。

自分は一体何がやりたいのか。やりたいことを決めて志を持って実行していくことを忘れないこと。そうすれば、きっと遠回りでも、紆余曲折しても目指すところに辿り着くことができます。私の場合も一度は、旧エニックスの採用試験に落ちてしまいましたが、志を持って仕事をしてきたことで、今の自分があると自負しています。目標地点にたどり着くまでの途中経過は人それぞれですから、とにかく自分を信じて頑張ってください!











