
よく日常生活の中でエンタテインメントは生活必需品ではないと言われます。しかし、必ずしもそうではないと私は思います。皆さんは遊びのない生活が考えられますか?
私には考えられません。生きていくために最低限必要なことだけを行っていく。例えば、仕事だけして、日々最低限の衣食住を備える。これってとても辛いことだと思います。これだけ世の中が豊かになり、複雑化、多様化する中で時間の流れも速くなった時代ですから、時には立ち止まって自分自身の感受性に心を研ぎ澄ませる時間も必要です。
嬉しい!楽しい!感動した!そうしたお客様の感受性豊かな生活にエンタテインメントを通じて貢献する。それが私たちの存在意義であり、企業理念にもつながっています。
また、こうした感受性というのは、誰しも普遍的に持っています。エンタテインメントは、こうした普遍的な感情をもたらすものですから、あらゆるもの、場所が対象となります。
その点、当社は競合他社に比べて展開の範囲も広く、世の中的に見ても先進的なことに積極的にトライしています。また、これまでにも確立されたブランド力を持っていますし、それに見合う強力な商品群を持っています。それが一つの強みだと思います。
しかし、最大の強みは人材ではないでしょうか。強力な商品群も技術力も全て人が作ってきたものです。ですから、当社にとって人は最大の資産なのです。しかもこれからは、あらゆるものがエンタテインメントの対象となる時代ですから、今まで築き上げてきたブランド力の維持のみならず、環境の変化に常にアンテナを張り、これからお客様に求められる新しいものを創造し、作り上げていかなくてはなりません。ますます人材力の強化は必須になってきます。
またもう一つ今後力を入れていきたいのがグローバル展開です。より広範囲に感動を伝え、多くの人々の思い出づくりに貢献するために、世界を積極的に視野に入れていきます。今、売上を伸ばしている欧米市場だけではなく、アジア市場などにも積極的に展開していきたいですね。世界中のあらゆる場所に当社のコンテンツ、エンタテインメントがある世界にしていければと思います。


- ~略歴~
- 株式会社乃村工藝社を経て株式会社エニックスに入社。その後代表取締役社長兼最高執行責任者に就任。以降株式会社スクウェア・エニックス及び株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスにおいて代表取締役副社長を歴任し、現在に至る。
業界をニュートラルな視点で見ることができる新卒の方の力が必要です。また、今の学生の方は、私が子供の頃と全く異なる環境で生活してきています。パソコンもインターネットも携帯電話も当たり前の中で生活してきているので、持っているセンスが私達とは全く違うのではないでしょうか。
そういう意味でも若い力が今の当社には必要ですし、今まで以上に若い方の夢を実現できる会社にしていきたいと思います。
学生の皆さんには何か新しいことに向かってチャレンジしたい!という気持ちを常に持っていてほしいと思います。
仕事をするということは、厳しいハードルの連続です。生活の糧を得るものと割り切っている方もいますが、それではつまらない。何かにチャレンジして、果実を生み出し、それを通じて世の中に貢献していくという気持ちを常に持っていてほしい。その中で少しでもエンタテインメントビジネスに興味を持てれば、当社で働くことほどエキサイティングなことはないはずですよ。









