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品質管理部門
テクニカルQAの声
Special Interview/品質管理部門
岡本 一彌/テクニカルQA 2001年9月入社
プレイオンライン初期に入社

●入社前の経歴を教えていただけますか。

外資系のIT企業でお客様のオフィスに常駐して、インフラの運用管理をする仕事をしていました。私は主にその中でネットワークサーバーの運用及び管理、その他お客様のパソコンのメンテナンス業務が担当でした。

●どんな勉強をなさっていたんですか。

主にプログラムや、その他独学でパソコンのハードウェアの勉強をしていました。
ネットワーク分野は会社に入ってから業務を通じて学んでいきました。やはり体系的なネットワークを勉強するのであれば、関連している職種に就くことが早いと思います。

●なぜスクウェア(当時)に入られたのかを教えていただけますか。

私が入社を考えていた当時は、プレイオンラインというサービスがベータ版で始まるころだったんです。スクウェアのホームページでハードウェアスペシャリストという職種を募集していました。その当時、スクウェアではパッケージQAチームはありましたが、オンラインゲーム特有要素であるネットワーク、またパソコンのハードウェア特性を検証するQAチームがなかった事もあり、品質管理部で検証するスタッフを募集していたんです。そこで元々ゲーム業界に興味があり、パソコンやインターネットにも通じていたので、活かせると思い、こちらに入社しました。

●今のお仕事の内容を教えてください。

今は、品質管理部でテクニカルQAのチームリーダーをやっています。テクニカルQAというのは4つのチームがあります。まず1つ目がコンシュ−マー、主にパッケージタイトルを検証するチームです。2つ目がPC&アライアンスチームといいまして、こちらはWINDOWSタイトルやあとはパソコンに関連するアライアンス製品の検証チーム。3つ目がネットワークチーム、オンラインゲームやウェブコンテンツなどの通信を扱う上では当然必要な検証チームです。最後がモバイルチームです。このチームはいわゆる携帯端末のタイトル検証チームです。このうちの2つ、コンシューマーチームとネットワークチームのリーダーで、主にエンジニアの運用管理、あとは自らも検証を行う仕事をしています。

●テクニカルQAエンジニアというお仕事を、わからない人向けに教えていただけますか。

仕事の内容として、主に2つあります。1つが、開発時期に各プラットフォームのソフトを発売する上で、弊社品質基準があるんです。チェックリスト化してあり、その品質基準の要件を検証して、プラットフォームの製品として出せるか確認する品質管理業務がありまして、そちらがまず1つ目です。
もう1つは、弊社の場合「ファイナルファンタジーXI」を始めとする独自の通信手順やオンラインサービスに対する検証です。こちらは決められた品質基準がないので、個別にユーザーに快適なプレイしてもらうために、通信の中身を解析しタイトル仕様に合わせて品質基準を策定した上で、その品質基準を満たしているか検証する業務です。

●開発の根幹部分にかかわってきたりする場合もあると思いますが、開発が始まった段階からある程度絡んでくるということですか。

開発のスケジュールやつくり方にもよりますが、例えばオンラインゲームをつくる上でまずはクライアントサーバ型で動かすのか、ピアツーピア型で動かすのか等ゲーム自体の動作を決めないといけません。そのゲーム設計や環境ができて、動作的にもある程度形になってきた後に検証が行える通信仕様が入ってきます。その時点からテクニカルQAのほうではユーザーの環境に合わせてよりよく、幅広い層に適応できるように、検証プランを構築し、いろいろな機器や通信環境を導入して検証します。

●やるべきことがかなり相当ある。

そうですね。非常に多いです。多岐にわたってソフト的にもハード的にも考慮すべき点はあります。あとはいろいろと幅広い知識も当然必要になってきます。その分能力を駆使してプラン構築するので、やりがいがある仕事ですね。

●以前の会社を含めてエンターテインメント、いわゆるゲーム以外の会社でもそういうテクニカルQAのようなセクションというのは当然あるわけですよね。

他の企業だと製品を出す前の品質管理の最終工程を見る部隊が、テクニカルQAに当たるのではないかと思っています。製品の基板等にQCという刻印をみた事があるかもしれません。これはQuality Controlの略で、最終工程を合格しないと製品として出せないんです。テクニカルQAはそういった最後の品質管理の一端を担っています。

●スクウェア・エニックス(以下スクエニ)だとテクニカルQAの最終的なゴーサインが出ない限りは世の中に作品が出ていかない。

最後は最後ですが、テクニカルQAが弊社共通の品質基準や通信等を見る一方で、タイトル仕様に基づいた品質をみる、パッケージやオンラインのQAチームのスタッフがいます。タイトル仕様全編を通して何か異常な動作がないかをチェックしていく部分は、基本的にQAチームのスタッフが担当しています。そういった中身に関しては、QAテスターという専門のスタッフ(以下テスター)を動かして、バグ取りをして、QAチーム側でも問題ないことを確認して初めて2つが1つになり、やっと弊社製品として問題ないと言えます。

●例えばメニュー画面があったとして、ものすごく文字が小さくて、読みづらい。これはどのセクションが指摘するんですか。それはテクニカルQAですか、QAテスターでしょうか。

お互い協力しています。まずはQAテスターがプレイヤーの視点で見つけることが多いです。やはりいろいろな画面を見ていますので。また、そういった画面の表示等でも一般的なテレビの仕様に合わせて重要なテキストや表示をされなければいけないとかユーザービリティを考慮しています。

●いわゆる安全フレームという。

そうです。安全フレームの中に収めた方が良いという部分の検証はテクニカルQAが行います。そういった規格的な内容に関してはテクニカルQAが検証し、ゲーム内の幅広い視点ではQAテスターが検証し、お互い協力しあって全体的に見ています。

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