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●今の雇用形態は。
正社員です。
●研修のときは実際にどんなことをやっていたんですか。
本当に基本的なテクスチャの描き方から、会社独自のツールがあったりしたので、それを教えてもらったりして。ある程度ツールが触れるようになったらちょっとキラキラとしたものをつくってみようとか。一つ課題をもらってOKだったら次の課題をやってみよう、みたいな感じで。
●もう本当に学校に近いですね。専門学校での勉強と、研修生としてスクウェア・エニックス(以下スクエニ)で習ったこととの違いは感じましたか。
やっぱりぜんぜん違いますね。学校で勉強していたのは、テレビCMとか映画みたいなレンダリングをしてやるようなプリレンダのCGでした。会社がやっているのは、やはりゲームの会社なのでリアルタイムで常に360度どこからでも見られるようなものをつくるので、その時点で感覚が違って結構戸惑いました。
●確かにそうですよね。全部ですものね。
そうですね。それまではこのアングルと決めて、その角度からだけちゃんと見えればいいみたいなものをつくっていたんですけど、やはりユーザーが視点を回すのでどこから見ても大丈夫なものをつくらなきゃいけなかったりとか、リアルタイムという感じが最初は違って。慣れてくるとレンダリングをしている時間を待たなくても、常にどこからでもちゃんと見られるとか、結構面白くなってきたりとかしたんですけど。
●課題に対する評価はどういうふうに行われるんですか。上司というか、先輩に見せるわけですよね。
そうです。上司と、指導してくれた先輩が2人いたんですけど、例えば炎をつくってみようと言ってつくってみたら、ダメ出しされますよね。「これはちょっと火に見えない」とか「もうちょっとこういうふうにしたら、リアルに見えるんじゃない?」とアドバイスをもらって、修整して「すみません、チェックしてください」という流れの繰り返しですかね。
●そのうちだんだん自分のスキルも上がってくるわけですよね。
そうですね。今日つくっていたエフェクトで「おお、いい感じになってきたな」と思っても、次の日にそれを見たらもう「何でこんなのでいいと思ったんだろう」というぐらい、どんどん目が肥えていくというか。見た目で、本当に目が肥えてくるという感じは実感しましたね。
●研修生としてスクエニに入った時点で、ある程度やれるというふうに思っていましたか。
ぶっちゃけ、学校のクラスで同じ課題をやっている中だったらちょっとはできるかなと思っていたところはあるんですけれど、実際に入ってみたら全然だめだったので。
●では、どうして研修生に採用されたんだと思いますか。
研修生の募集に仕事内容が丁寧に書かれていて、応募するときには第一希望がどこで、みたいに希望職種を選べるようになってました。それを見たときに自分で一番気になって面白そうだと興味を持ったエフェクトデザイナーに絞って応募することにしたんですが、それを決めてから応募作品をつくったんです。エフェクトをやりたいという気持ちが伝わるようにと、結構、エフェクトアピールみたいな感じでムービーをつくっていて。ひっかかった理由としてはそういうのもあったのかもしれないです。1〜2分程度ですけれども、学校の勉強そっちのけで1カ月ぐらいずっと徹夜してつくっていました。
●何故エフェクトに惹かれたんでしょう。
どうしてですかね。普通にCGとか勉強をしていると、モデリングとかモーションとか、アニメーションって一通り習うんですが、なかなか学校でエフェクトという部分は教えてもらえないんですよ。そういう本もなかなか出ていなかったりするし、いろいろエフェクトって謎だというか、なかなかつかめないところがあったんです。でもゲームをしていて一番気持ちが入ってくるというか、エフェクトがバーッと出たりすると、「おお、カッコいい」と。エフェクトの演出でそのシーンの雰囲気とか臨場感ようなものがより伝わってきますし、そういうところで要素としてエフェクトって結構大きいと思って。やはりそれで興味を持ったというのがあります。
あとから聞いた話だと、実は「エフェクトデザイナーを希望してくるやつはあまりいないよ」と言われて(笑)。本当に僕はエフェクトでしか入りたくないぐらいの勢いだったんですが、そういうのは本当に珍しいみたいで。
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