|
●応募の作品は何を送ったんですか。
学校に入って最初の半年ぐらいで一個作品をつくるんですけど、応募したのはその初めてつくった作品です。短いキャラクターアニメーションの作品ですね。それで一応面接には呼ばれました。
●なぜ採用されたと思いますか。
聞いたことがないからわからないんですけど……運ですかね。
●運?
そのときちょうど人材を募集している時期だったとか、そういういろいろなタイミングが合わさって、割と運がよかったと思っています。正直、作品自体はそんなにクオリティの高いものは送っていないと思いますし。あとあるとすれば、面接に呼ばれたときには最初につくった作品のほかにももう一個作品ができ上がっていて、「こんなのつくりました」とそれも一緒に持って行ったんですけど、もしかしたらそういうやる気みたいなものがよかったかもしれませんね。
●タイミングとやる気。ものすごく楽な気持ちで面接を受けたんじゃないですか。
そうですね。だいぶ楽な気持ちで。あまりプレッシャーを感じなかったからよかったのかもしれないです。
●モーションデザイナーという今のお仕事の内容を教えてください。
簡単に言えばCGのキャラクターに動きをつけるという仕事ですけど、カッコよく言うとCGのデジタルなキャラクターに動きをつけてあげることで命を吹き込むというか、生身のものにしてあげるというようなイメージですかね。
●もう少し具体的に言うとどうですか。
現在使用しているツールはXSIです。モーションデザイナーには大きく分けるとバトルのモーションとイベントシーンのモーション、あとフェイシャルモーションがあるんですけど、自分は今、イベントモーションを担当しています。チームによって違いもあると思いますが、うちのチームの場合だとシナリオに沿ってまず絵コンテと発注リストが用意されます。ミーティングでは、プランナーやエフェクトチーム、テクスチャチームと絵コンテを見ながら、ここはこういうふうにしましょうね、みたいなものを大まかに詰めておいて、絵コンテに沿ってモーションをつくっていくような流れです。
●イベントモーションというのは、キャラなりを動かせるということですか。
そうですね。リアルタイムなんですけど、オープニングやエンディングで流れるようなビジュアルワークスさんのムービーみたいなものを、少しローポリでゲーム中につくるという感じですね。あとイベントモーションの大きな要素としては声優さんのボイスにあわせてキャラクターに演技させなければなりません。
●今まで、一番大変だったプロジェクトは?
昔の記憶が少し薄れているというのもあるかもしれないですけれど、一番大変だったのはやはり「キングダムハーツII」ですかね。モーションデザイナーとして求められているクオリティが高いということと、あと単純に様々なキャラクターが登場するので作業量がすごく多い。
●求められているレベルが高いんですか。
自分はそう感じましたね。やはりよりいいものをつくろうという意識が強いチームなので、OKが出ないときはなかなか出ないです。
|