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●入社されてから塩川さんがやっているプランナーとはどんな仕事ですか。
会社全般としての話をすれば、うちは分業がかなり進んでいて、要は「○○プランナー」というふうに、いろんな「○○」がついていて、特に大きいプロジェクトになってくるとスペシャリストが求められますね。マップをつくることだけに特化したプランナーとか。自分はバトルを中心に軸足を置いてはいるんですが、基本的には修業時代と同じで何でも屋さん的な感じなんです。「キングダム ハーツI」のときはバトルをメインにやっていて、「II」になってからはバトルもやりつつ必殺技をつくってみたりとか、ゲームの流れを組み立てたりとか、バトルの中の演出を組み立てたりしていて。今はまた全然違う、もう少しイベント寄りのことをやっていたりとか、もっとシステマチックなことをやっていたりとかいう感じなんですね。基本的には自分だけであれこれ企画できるようになるのが理想。「FF」的に言えば……
●ジョブチェンジ。
ええ、ジョブチェンジですね。
賢者を目指しているみたいな(笑)。赤魔導士ではなくて。
●なるほど。もっとかみくだいて、全くゲーム制作の現場を知らない人にプランナーを説明するとしたら?
一つは、かじ取り、潤滑油的な係ですかね。それはある人に仕事をお願いしたりとか、とにかく話をして進めていく。プロジェクトの推進力になる係ですね。ものをつくるのはそれぞれのプログラマーであったりデザイナーであったり、スペシャリストがいると思うんですが、そのばらばらの点を結びつけて前に進ませていく係という感じですかね。
●そういう意味ではプロジェクトを進行させるための、プロデューサー的な仕事になってくるんですかね。
その人たちはどちらかというと上から引っ張っていく係だと思うんですけど、プランナーはもっと下から押していくとか、真ん中でちょっとずつ引っ張っていく感じですかね。
●例えばバトルプランナーの具体的な仕事というのはどういうことですか。
バトルプランナーは、それもプロジェクトとかタイトルによって全然まちまちですけれど、実際にコントローラーを動かして、何か動くと思うんですが、そこを面白くする係みたいな感じですね。丸ボタン1個押してパンチしますとか、十字スティックを動かしてキャラクターがちょっと歩きますとか、そこを面白くする担当みたいな感じですかね。
●バトルの演出だとか、システムだとかを考えるプランニングではないと。
まず押して動くのが楽しい、移動して楽しいというのが大前提にあって、それを実現するために「○○システム」というものが必要だったら考えるし、演出が要るのであれば考えるし、という感じですかね。そっちありきというよりは、やはりさわってどう楽しいかというところをどうやってつくっていくかという方法でしかないですから。
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