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開発者の声
Vol.2 Special Interview/Planner
10 加藤 涼子/プランナー
人生で一番たくさんのゲームをやった

●加藤さんが思うゲームクリエイターもしくはプランナーという仕事にとって必要な条件はありますか。

そうですね。ゲームクリエイターとしてという意味であれば、ゲームとほかのこともいろいろやれることがいいと思います。『ゲームクリエイターになる本』みたいなもので、結構ほかの会社の方が「こういう人が欲しい」とか「こういう人が必要だ」みたいな話をされているインタビューとかいろいろ読んでいたんですけど、2パターンあって。ゲームをやらない人はつくれないと言う人と、ゲームだけではなくほかのこともできる人じゃないとだめだという2つがあるんですけど、私はどちらも必要だと思うんです。それは入ってからもすごく思ったんですが、私はどちらかというとゲームを熱中してバーッと毎日やっているというほどではなかったので、ここに入ってからゲームもたくさんやらないと仕事に全然使えないなと思って。入ってからは人生で一番たくさんの量のゲームをやっているなと思います。

●求める人材もそういう、ゲームもやって、ゲーム以外のことにも積極的な人ということになりますか。

どちらもバランスよくできる人とか。あと私がいろいろな人を見てきて思ったことは、心が強いことが大切だなと。入ってから辞めてしまう人もいて。入ったときは「あっ、この人、ディレクターになるんじゃないか」というようなすごい勢いのある人でも、実際に働いていくうちに当然つらいこともありますから、そういうところで疲れがたまってしまって辞めてしまうという、すごく惜しいことがたくさんあって悲しかったので。そういう壁に当たっても、乗り越えていける人が最後に残ってくるのかなというのは強く感じています。

●どうやって乗りこえればいいんでしょう?

私は得意じゃないですけど、ストレス発散の方法がうまい人もいます。あとは何でしょうね。本当に難しいですね。つらくなっても乗り越えてやると思えるか、思えないか。そこでただ文句を言ってそれで終わってしまうのか、そこで考えてそれでも今の環境をよくしていこうという考えができるかとか。

●加藤さん自身が一番つらいのはどんなときですか。

本当に自分に何かが足りないなと思ったときはすごくつらくて。大事だと思うのは、結構、自分の生活から変えなければいけないというところです。例えば私だったらさっき言った半端なところ、ゲームをあまりそこまで量をこなしていなかった。でも仕事をしたら知識がいろいろ必要だし、やはりやらないとわからないところが出てきたとなったら、じゃあゲームをいっぱい買わなくちゃ、やらなくちゃという必要が出てきますよね。そうなると自分の今までの週末の過ごし方にしても全然違ったりするので。買い物に出ていたのを、ゲームをやるようにしようと変えていったりとか。

●これからの目標とかテーマは。

まず最初は自分がプランナーとして成長しなければだめだというのがあるんですけど、ゲームについてまだ全然知らないところもあるので、そこら辺はどんどん勉強していきたいというのもあるし、あとちょっとまだ年も若いので、もう少し人間としても成長していきたいと思います。言葉とか人との接し方とか、そういうことは大事だと思っているんです。それをやった上で、最終的には身近な人にも遊んでもらえる、楽しんでもらえるゲームをつくれるようになれればいいなというのが、私の今の目標です。

●なるほど。若いうちにいろんな引き出しを増やしておくことって大切ですよね。スクウェア・エニックスのディレクターの方とか、メインを張られている方ってものすごく引き出しが多いなと、びっくりします。

すごいです。ゲームのこともよく知っているし、人間としても厳しくても、厳しいだけではなくてちゃんと優しいところもあったりとか。

●あと何か新たに勉強していることとかはありますか。

最近は英語とか外国語ができるとさらにベストだと思ってフランス語を勉強しています。

●へぇ、何故フランス語なんですか。普通、英語ですよね。特にゲーム業界で意識されるのは基本的には英語のマーケットですよね。

まずは好きなところからやっていこうかなと。

●では将来的にはそういうのを使った仕事をしたいと?

それを中心に据えるというわけではないと思うんですけど、例えばこの前「FFXII」が欧州で発売になったときにいろいろな記事を見たら、河津(当社取締役・河津秋敏)がフランスに行って発売イベントをやっていて、「ああ、フランス語もこういうふうに使うときが出てくるかもしれない」と思いました。本当に何でもいいので使えるといいなと思います。

●どちらにしてもローカライズがあるわけですものね。ヨーロッパだったら5言語ですか。

そうです。ローカライズはローカライズでいるんですけど、プランナーで本当にディレクターとかになっちゃうんだったら、多分、いろいろイベント会場でしゃべったり、そういう立場になったりもすると思うんです。

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