ホーム » 会社情報 » インタビュー

インタビュー

  • この記事をはてなブックマークに登録する
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • @niftyクリップに追加
  • この記事をクリップ!
  • Buzzurlにブックマーク
  • この記事をdel.cio.usに登録する

代表取締役社長和田とEidos Phil Rogers CEO 共同インタビュー

イギリス大手ゲーム会社Eidos Ltd.(以下、アイドス)の経営統合により、新たな体制がスタートしたスクウェア・エニックス・グループ。スクウェア・エニックス・ホールディングス和田社長とEidos のPhil Rogers CEOが経営統合の狙いや反響、今後の戦略・展望を語る。

Eidosの概要と強みについて教えてください。

Phil Rogers CEO

Eidos Ltd. 会社概要

アイドスは、ユニークな会社です。イギリスで最も長い歴史を持つゲーム会社の一つで、世界で最も偉大なゲーム作品のいくつかは、我々の手によって生み出されたものです。「トゥームレイダー」「ヒットマン」「チャンピオンシップ・マネージャー」「シーフ」「ジャストコーズ」「デウスエクス」などが我々の貴重なIPポートフォリオを構成しています。
アイドスは、スタジオ主導型のビジネスモデルを推進しています。このモデルのもとでは、主要フランチャイズごとに多機能集中型の開発チームを結成し、販売・流通機能と協働させることにより、製品のポジショニング、販売の強化に取り組んでいます。主なスタジオに、クリスタル・ダイナミクス(米・サンフランシスコ)、IOインタラクティブ(デンマーク・コペンハーゲン)、アイドス・ゲームスタジオ(英・ロンドン)、ビューティブル・ゲームスタジオ(同)、および2年前に開設したアイドス・モントリオール(加・モントリオール)があります。この他、欧州とアメリカに販売拠点があります。
アイドスは、このように国境や時間帯を超えてグローバルにビジネスを展開しています。我々は、革新的かつ高品質なゲームを創るとともに、それらを訴求力が高く組織的なマーケティング活動によって拡販することを目指しています。
アイドスの脈打つ心臓とも言うべきは、社員です。我々のゲーム、キャラクターイノベーション、創造、エネルギー、成功。これらすべては、社員あってこそです。今回、スクウェア・エニックス・グループの一員として、このようなアイドスを新たな未来に導いていく役割を担うことを誇りに思っています。



代表作紹介 デウスエクスチャンピオンシップ・マネージャーヒットマン トゥームレイダー

スクウェア・エニックス・グループに参加した理由をお聞かせください。

Phil Rogers CEO

自分が信念をもって取り組んでいることと、他の人が達成しようとしていることとの間に、お互いに共通点を見出すのは、ビジネスにおいてやりがいを感じるときです。今回の経営統合により、より速くより広い事業展開を可能にするシナジー効果が期待できます。最良の組み合わせというものは、予想しない出会いや出来事から自然と生まれてくるものだと思います。
私が2008年にアイドスのCEOに就任した時、事業の進め方を変えなくてはならないと考えていました。社内的には、ゲーム開発への取組みを強化し、対外的には、他社との提携を通じて、アイドス単独では実現できない事業規模に達する必要がありました。こうした中で日本を訪れ、和田さんに初めて会う機会を得たのです。
この最初の出会いで、私は和田さんとビジョンと目標を共有していることを確信し、近い将来、何らかの協業ができるのではないか、という手応えを感じました。ですから、アイドスにスクウェア・エニックス・グループの一員となってもらいたいという意向を和田さんが表明してくれた時は、大変光栄に思いました。
スクウェア・エニックス・ホールディングスは、企業として非常に強い志を持っていますが、アイドスも同じです。私たちは、この志を共に実現していけると信じています。

Eidos社グループ化後

Eidosにオファーした理由をお聞かせください。また、これまでのやり取りを通じてEidosという会社、また経営陣についてどのように感じていますか。

和田

グループ化我々は、世界トップのゲーム会社になろうとしています。
ゲーム市場がグローバルである以上、お客様との接点も開発も、各々グローバルでなければなりません。しかしながら、我々が独力でグローバル企業に成長するにはあまりに時間がかかります。どうしても欧米の優秀な企業にグループに加わってもらうことが必要だったのです。そうした意味でアイドスは最適のパートナーでした。
ゲーム業界だけでなく、広く世界のメディア・コンテンツ産業を代表する企業となるためには、自社IPを持っていることが極めて重要です。
今後、ネットワーク・インフラが整備され、さらに端末の性能が上がってくると、お客様はひとつのコンテンツに対しても多様な端末から接点を求めます。一方、優れたコンテンツを開発するためにはそれなりの資金が必要ですから、多様な収益源を持っていることでようやくビジネスが成り立つ環境になっています。いずれにせよ、コンテンツを様々に加工してお客様に届ける必要があるため、IPが自社保有であることが重要なのです。
アイドスは、欧米パブリッシャーの中では珍しく、自社IPにこだわる会社です。IPを持っているだけではなく、IPを創造する能力と文化を持った会社なのです。
また、アイドスは会社として魅力的なだけでなく、我々と「馬の合う」会社でした。
経営陣や開発陣と議論を重ねるほどそう感じました。彼らは、非常に誠実で、変革に対しても極めて真摯に考え、かつ実行しています。目標としているところも、驚くほど一致していました。